2019年2月3日日曜日

【ルーキーハンターフロンティア!】■第4話 大きな生肉【モンハン二次小説】

■あらすじ
MHFの世界にルーキーさんがやってきた! MHFをPlayするユーザーをコミカルに綴ったギャグコメディです。

▼この作品はBlog【逆断の牢】、【ハーメルン】、【Pixiv】の三ヶ所で多重投稿されております。

■キーワード
モンハン モンスターハンター 二次小説 二次創作 MHF


【ハーメルン】https://syosetu.org/novel/180714/
【Pixiv】https://www.pixiv.net/novel/series/1070947
■第4話

■第4話 大きな生肉


 一頻りヒヅキを切り刻む行為を確認した後、四人は隣のエリアに入って行った。

「うわぁ、フーちゃん! 森です! 一面すんごい深い森です! 森林浴~!」アラタがはしゃぎ回っている。
「うんうん、新米ヒヨッコハンターインザアラタきゅんが喜んでるのは良いんだが、冒頭の“一頻りヒヅキを切り刻む行為を確認した”って時点でもうサイコパスの疑いがバツ牛ンに高まってるんだなぁ」青褪めた笑顔のヒヅキ。
「まぁまぁ、新米ならまず誰しもが通る道ですよこれは。取り敢えず味方を切ってみて、ダメージが入らない事を確認する……これでもう、いざって時に切り刻んでも問題無いからね!」グッと会心の笑みでサムズアップするフー。
「何だよいざって時に切り刻むって……ふえぇ怖いよう、この猟団サイコパス集団だよう……めそめそ」「ヒヅキちゃんがめそめそしてる……私帰ってもいいですか?」「何でだよ張り倒すぞ物臭太郎」ゲシゲシと匍匐前進で付いてきたコレを蹴飛ばすヒヅキ。
「!! フーちゃん! 何かいます! ヤバい奴!!」
 アラタの悲鳴が聞こえてきたので一同が視線を向けると、そこには確かに何かいた。
 灰色の皮で覆われた巨大な竜。のっしのっしと密林の中を彷徨い、もっそりと草木を食んでいる。
 その図体の大きさに、アラタは腰を抜かしていた。そんなアラタを見下ろす巨大な竜は、特別敵愾心も警戒心も無く、もっそりと草を食んでいるだけだ。
「あれはねぇ、生肉だよぉ」ニッコリと説明するフー。
「生肉……!」ゴクリ、と生唾を呑み込むアラタ。「
「待て待て待って! 正式名称!! 正式名称を覚えさせよう!!」大慌てで間に割って入るヒヅキ。「アレは“アプトノス”! 草食竜の一種だ!」
「アトプノス……?」「違う、アプトノス」「アプ……ノトス?」「違う、ア、プ、ト、ノ、ス。アプトノス」「アノ……アノ……アノプトス?」「もうアノ……アノ……の時点で違うんだけど。アプゥーッ! アプゥーッ! トノス」「アプ、アプ、アプゥーッ! ストノ」
 間。
「――――良いか、こいつの名前は“大きな生肉”だ。良いな?」ペシペシとアプトノスを叩きながら告げるヒヅキ。
「大きな生肉……! 分かりました!」パァーッと顔を華やがせるアラタ。
(諦めた……)(諦めましたねヒヅキちゃん……)フーとコレがひそひそと言葉を交わす。
「この大きな生肉も切り刻めばいいんですか?」
 アラタがハンターナイフを片手に目をぐるぐるし始めた。
 三人は目を見合わせ(コレはうつ伏せのままだが)、フーが挙手して前に出た。
「アラタくん、あのね。ハンターはね、無用な殺生はしないの」胸に手を当て、言い聞かせるように呟くフー。「自然からね、必要な糧だけ、ちょこっと貰いますよっと、って、必要な分だけ、分けて貰うの。だからね、ハンターだからって、竜を殺戮しちゃ、ダメなんだよ?」
「そうなんですか……」しんみりと頷くアラタ。「じゃあ、どういう時に、この大きな生肉は、退治すればいいんですか?」
 フーは朗らかに笑った。
「それはね…………食べちゃいたい時だよフゥ~ッ!」
「「フゥ~ッ!!」」
 三人の先達ハンターが踊るように大きな生肉を傷つけ始め、アラタは、それはそれは、大変な傷を心に負ってしまったそうじゃ……

【後書】
 昔は昔で密林のあのクオリティには「すげー!」ってなったものですが、今は今でグラフィックが強化されてる筈なので、今から始める勢も「密林ってこんなんなんだー!」ってなってる…かも知れないですよね!
 それはそれとして、モンスターの名前って中々覚えられないですよね!w 誤って覚えちゃったりもしますしね!ww テケトーな渾名を付けちゃう事も間々ありますw
 さて次回!「第5話 ここでこやし玉を渡すハンターとか外道だね!!」…モンハンあるあるだと信じたい光景です!w お楽しみに~♪

2 件のコメント:

  1. 更新お疲れ様ですvv

    密林は綺麗!BCから見える滝とか昼間しか行けないマップ10とか、
    みどころいっぱいwみんなで観光にいこーvv
    運がいいとヤマツさんにも会えるらしいよ!

    モンスターの名前って覚えづらいですよねぇ。
    最近のだとボバガドルム!ボドバガルムか?ボバドガルムだったか?
    わたしも正確にはしらん!だいたいボバさんとかになってるw

    次回はこやし玉…波乱の予感…

    今回も楽しませて頂きましたー
    次回も楽しみにしてますよーvv

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    1. 感想有り難う御座います~!

      密林は綺麗! 洞窟の中に見える水の流れとか、結晶石の壁とか、水平線の向こうとか、じっくり見て回るとほんと素敵なんですよね密林!!
      そうそう!w 何だっけ、BCスタートでランダムで上空をヤマツさんが飛んでいく姿が確認できるんでしたっけ? そのためだけに何度もクエストをリタイアしたりとかね!w

      中々覚えられない名前がちらほら有りますよねぇ。
      うわもう文字列の羅列からして噛む予感しかしない名前じゃないですか!ww ボバさん安定ですね!www

      波乱の予感wwぜひぜひ楽しみにお待ち頂けたらと思います!w

      今回もお楽しみ頂けたようでとっても嬉しいです~!
      次回もぜひぜひお楽しみに~♪

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