【浮世のカルデア事情】第２４話「スーパーカルナマーン！」【FGO二次小説】

■あらすじ
「な・な・な・なんとぉー！」

▼この作品はBlog【逆断の牢】、【ハーメルン】、【Pixiv】の三ヶ所で多重投稿されております。

■キーワード
FGO　Fate/Grand Order　コメディ　ギャグ　カルナ

Pixiv■https://www.pixiv.net/series.php?id=923944
ハーメルン■https://syosetu.org/novel/146108/
■第２４話

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第２４話「スーパーカルナマーン！」


「スーパーカルナマーン！」

　どうも、ヒーロー戦隊モノに疎いマシュです。
　今日は先輩がカルナさんにお願いして、ヒーロー戦隊っぽい事をさせてるようです。やめてあげてほしい。
　先輩のマイルームの扉を開け放ち、先輩と並んでベッドに座り、扉から登場する予定のカルナさんを待っている次第ですが、何かこれ、先輩とのデート感有りますけど、そんな感覚まるでない不思議です。
　と言う訳で先輩と一緒に、扉から出て来るカルナさんを待っていると、ひょこっと顔を出すカルナさん！
「呼んだか？」素のカルナさんです。
「違う～！　違うんだよカルナマーン！！」先輩がモダりきってます。「何かこう、アレなんだって！　ヒーローってさ、こう、何て言うかな～！　シュワッって来たりするもんなんだよ～！！」説明が雑過ぎませんか？？
「なるほど、心得た」
　扉から遠ざかっていくカルナさん、あまりにも真面目過ぎて流石のわたしも涙がちょちょ切れそうです……
「じゃあ行くよ？？」先輩が酸素を肺に溜め込みました！「スーパーカルナマーン！」
　……間。
「飲むか？」ひょこっと顔を出すカルナさんの手には、炭酸飲料水が握られていました。
「んあ～！　そうじゃないんだよぉ～！　何かこう～！　あれぇ～！？　私の説明じゃ伝わらないかなこれぇ～？？」説明が“シュワッって来たり”だけですからね……
「済まない、マスターの期待に応えられなかったようだ」真顔なのに凄いしょんぼりしてるカルナさんです。居た堪れなさ過ぎる……
「ん～、じゃあこうしよう！　カルナマン、カルナマン、登場する時に、“な・な・な・なんとぉー！”って叫びながら出てきて！」怒られますよ！！
「心得た」カルナさんも心得ないで！！
　扉から遠ざかって行くカルナさんに一抹の……いやもう百抹の不安ぐらい抱えてるわたしです。
「じゃあ……行くよ？」ゴクリ、と生唾を呑み込む先輩です。「スーパーカルナマーン！！」
　……間。
「な・な・な・なんとぉー！」トコトコ歩きながら喚いてるカルナさんです。「呼んだか？」流れをぶった切って真顔です。
「……」
　棒立ちのカルナさんと、先輩が目を合わせたまま数瞬の時が流れました。
「……いや、うん。何かこう……違うかな」
　先輩が真顔になって何かを諦めました。わたしも納得の流れでしたので、ヨシ！

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【後書】
　友達が創作めちゃんこ頑張ってるのを観て「ワシもワシも！」と綴った意欲作です。カルナさん大好き。
　カルナさんの天然感溢れるところが大好きです。浮世ちゃんですら手を焼く天然っぷりを喰らえーッ！！