2018年4月14日土曜日

【牙ガイ】俺のガイトが男の子の訳が無い!その3【バディファイト二次小説】※再掲

■タイトル
俺のガイトが男の子の訳が無い!その3

■あらすじ
牙王君がガイト君の濡れ透けなブラを見る話です。

▼この作品はBlog【逆断の牢】、【pixiv】、Fantia【日逆孝介の創作空間】の三ヶ所で多重投稿されております。
※注意※2017/07/02に掲載された文章の再掲です。本文も後書も当時そのままになっております。

■キーワード
バディファイト 未門牙王 黒渦ガイト 牙ガイ コメディ ギャグ 人格崩壊 腐向け


Pixiv■https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=8367805
Fantia■https://fantia.jp/posts/11566



■俺のガイトが男の子の訳が無い!その3

「最近、牙王が俺の……その、……胸を……凝視してくるんだ」

深刻な表情で相談してきたガイトに、アビゲールは真剣な表情で話を促す。
「ガイトはどうしたいんだ?」
「俺の……その、胸を見るのをどうにかしたいんだ」
「なるほど。それならガイト、確か人間には、胸部を守る装具が有ると聞いた事が有る」
「そうなのか? プロテクターみたいなものか?」
「あぁ、確か名前は、」コクリと頷くアビゲール。「ブラジャーと言うらしい」

◇◆◇◆◇

「ガイトを女の子に思うなんて、俺おかしかったな! これからはガイトを男の子として扱うぜ!」
教室で爆とくぐるに笑顔を見せてそう告げる牙王に、二人は顔を見合わせ、改めて牙王を見やった。
「やっと分かってくれたのね……! そうだよ牙王君、ガイト君は男の子! 女の子扱いしたら、ガイト君怒っちゃうよ!」人差し指を立てて満足そうに忠告するくぐる。
「プールで確認したんだな? ガイトのおっぱいを」真剣な表情で告げる爆。
「あぁ、あいつおっぱいを惜しげも無く見せてたぜ」グッと親指を立てる牙王。
「何だろう、二人が話すと犯罪臭しかしないんだけど」白い目で二人を見つめるくぐる。
「ともあれこれで牙王の悩みは解決したな」腕を組んでうんうん頷く爆。「ガイトは男の子! それが牙王の結論って訳だ」
「そうね、良かった良かった」腑に落ちない様子だったが、同調するように頷くくぐる。「いやでもおっぱいを見て確認って絶対におかしいよね……」やっぱり腑に落ちていなかった。
「おう! じゃあ俺、キャッスルに行ってくるぜ! じゃな!」

◇◆◇◆◇

「やべー、土砂降りだ。どうするかな……」
キャッスルから帰ろうとした時、牙王の前で大粒の雨が降り始めていた。
走って帰ろうかとも思ったが、カードが濡れるのが嫌だった牙王は、途方に暮れた様子で雨雲を眺めていたが、すっとその頭上を傘が覆った。
振り返ると、傘を傾けたガイトの姿が有った。
「傘、無いのか?」ガイトが無表情で尋ねる。
「あぁ、傘無いんだ」コックリ頷く牙王。
「仕方ない、俺の傘に入れてやろう」と言って、傘を傾けたまま歩き出すガイト。「帰るんだろ?」
「おう! 助かるぜガイト!」ニカッと笑いかけて相合傘に入る牙王。
そうして二人で帰り道を歩きながら、牙王は改めてガイトを見やる。
(ちっこいけど、どう考えても男の子だよなぁ。何で俺、ガイトの事、女の子って思ったんだろう?)
そんな思考を繰り広げながらガイトを横目に窺っていると、牙王の両眼が見開かれた。
そんな牙王の反応に、ガイトは怪訝そうに振り向き、「どうした?」と顔を上げた。
「い、いや、その、お前、あの……ブラ、透けてるぞ……」
ガイトが視線を胸元に落とすと、雨で少し濡れた衣服に張り付くように、ブラジャーが透けて映っていた。
「――ッ!? こ、これは違うんだ! これは、その……ッ! 違うんだぁーっ!」
傘を投げ捨てて逃げ出すガイトを見送った牙王は、動悸が納まらない胸を押さえて、その場に立ち尽くすしかなかった。
その日も牙王はやっぱり興奮で寝つけないのだった。

【後書】
ネタの神様に「続き、綴ってもええんじゃよ?」と言われたような気がしたので綴りました。※意訳:また頭おかしいネタが降って来た。
何て言いますかね、思春期の少年を綴るの面白過ぎでは??? 牙王君はもう眠らなくていいんだよ(笑顔)。
と言う訳でまたネタの神様からご神託を受けたら続き書いたりするかも知れません。そんなこったでニヤニヤして頂けたら幸いです!

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