2018年7月20日金曜日

【FGO腐向けSS】01話「痴話喧嘩はSNSの中で」【弓槍】

■あらすじ
アーチャークラスのエミヤとランサークラスのクー・フーリンの喧嘩が日々絶えなかったので、業を煮やしたマスターが二人にスマフォーン(ダ・ヴィンチちゃん作)を渡し、ラインっぽいコミュニケーションツールの中で事を納めるよう令呪を発動した。マスターがタイムラインを監視している。
※注意※両片思いを拗らせている弓槍とマスター
※人格崩壊
※マスター視点

■原案:断
■執筆:日逆孝介

■キーワード
腐向け 弓槍 エミヤ クー・フーリン FGO

▼この作品はBlog【逆断の牢】、【pixiv】の二ヶ所で多重投稿されております。

Pixiv■https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=9886312

01話「痴話喧嘩はSNSの中で」


そんな訳で二人にスマフォーンを渡してきたマスターが早速ラインっぽいコミュニケーションツールを開くと、既にポチポチとエミヤが発言を始めていた。

弓「ランサー、早速だが今日のレイシフト先での君の行動について言いたい事がある。」PM 8:51
弓「今、チャットしても?」PM 8:53
弓「ランサー? 何かしているのか?」PM 8:57
弓「……君、この文面を読んでいるのは分かっているんだ、既読スルーはやめたまえ。」PM 9:04
弓「マスター。どうやらこの解決策は効果が薄いようだ。ランサーが無言で喧嘩を売ってくるのだが。」PM 9:12
主「槍ニキー、ちゃんと返事しないとダメだよー。」PM 9:13
槍「まて」PM 9:16
槍「そうすか鳴れないきやすたーのうれに襲わって撃っていり」PM 9:18
主「グフッwwww誤字がwwww惨いwwwwお爺ちゃんなの???wwww」PM 9:18
槍「ころす」PM 9:20
主「フリック操作に慣れてないって分かっても単体でそのワード来ると胆冷えるなぁ……」PM 9:22
弓「そういう事ならば仕方あるまい。君の返事を待ってから、こちらも対応しよう。」PM 9:26
主「今エミヤ笑ってるでしょ?? ちょっと反応遅かったもん」PM 9:27
弓「マスター。幾ら聖杯の知識が有るからと言って、古代人にスマフォーンは早過ぎたのではないだろうか」PM 9:29
槍「弓兵てめぇゲイ・ボルク撃たれてえのか( ‘ ^‘c彡☆))Д´) パーン」PM 9:30
主「ンゴゴwww キャスニキ???www 教えるのはいいけど代返はダメだよwwww」PM 9:31
槍「いま和歌ってるって(笑)ころがたる」PM 9:35
主「槍ニキwww 変換はもうダメかもわからんねwww」PM 9:36
弓「落ち着きたまえマスター。それで、話をしてもいいのかね? ランサー?」PM 9:38
槍「よい」PM 9:39
主「くっそwwww 普段の口調どこ行ってしまったの槍ニキー!?!?!wwww」PM 9:40
槍「おまえぜったいころすからな」PM 9:43
主「何だろう、無機質な怖さを禁じ得ない」PM 9:44
弓「では。今朝、第一特異点だったフランスの様子を見に行っただろう。その時、随分と慣れた様子でご婦人を口説いていたな? 君に節度は無いのかね? 私達は遊びに行っている訳ではないのだぞ。少しは慎みと言うものを持ちたまえ」PM 9:45
槍「くどいてないてめえのみまちがいだろ」PM 9:48
主「小学生でももう少しマトモな返答できると思うけどなぁ…」PM 9:49
槍「マスターそろそろ辞めてやってくれ、俺が憤死する」PM 9:51
弓「では、何を話し込んでいたのかね? 弁解の余地くらいならば与えてやるが?」PM 9:51
主「槍ニキ早く弁明しないと俺明日早いから巻きでお願いね巻きで!」PM 9:52
槍「もくうからけえかけてきた」PM 9:55
主「ごめんもう俺の腹筋が瀕死なんだけど」PM 9:56
弓「マスターはちょっと黙っていてくれないか」PM 9:58
主「いや絶対エミヤも腹筋大変な事になってるでしょ」PM 9:59
槍「おまえに憑いた推しエロつて胃割れた」PM 10:03
主「誤変換が神懸り過ぎてて無事俺の腹筋が死亡」PM 10:05
弓「……お前に就いて教えろと言われた、でいいのか?」PM 10:07
槍「うん」PM 10:08
主「こんなカワ(・∀・)イイ!!返事する槍ニキを誰が想像した…」PM 10:09
槍「ますたーあとでおぼいえてろよ」PM 10:12
主「まぁアレだよ、実は俺も傍にいたんだけどね、その女の人、エミヤを見ながら、『マジイケメンですね。知り合いなら紹介してください!』って話してたんだよ~」PM 10:14
弓「え」PM 10:14
槍「おまえのこと」PM10:16
槍「はなすてると」PM10:18
槍「ながなった」PM10:20
主「誤字脱字が激しく主張してて感動的なシーンで鼻水噴き出る事案」PM 10:21
弓「やめてくれ私まで釣られる」PM 10:22
弓「……それで、君は、私について、どういう説明を?」PM 10:24
槍「こごとはうりさいけど」PM 10:26
主「せやな」PM 10:26
弓「マスター、明日の料理は楽しみにしててくれ」PM 10:27
主「(アカンこれ死ぬ奴や…)」PM 10:28
槍「りょうりがうまくて」PM 10:30
主「せやな」PM 10:30
槍「ひにきがおおくて」PM 10:32
主「ひじき? それともひき肉の事かな???」PM 10:33
弓「皮肉だと思うが」PM 10:34
槍「でも」PM 10:34
主「うん」PM 10:34
槍「おときまえなんだぜ」PM 10:36
主「ンンwwww 最後の最後まで誤字を貫くスタイルwwww」PM 10:37
弓「……ランサー。言い分は分かった。次に我々がする事も、分かっているな?」PM 10:38
槍「ころす」PM 10:39
主「(。´・ω・)ん? あっ、俺そろそろ就寝しなきゃ! おやすみ~!」PM 10:40
槍「マスター、今ゲイ・ボルクでギャリギャリ廊下を削り取りながらそっち向かったから覚悟しとけよ?」PM 10:41
弓「私も向かおう。何、痛みは一瞬だ、すぐ消える」PM 10:42

……その後、マスターから既読が付く事は無かった。

【後書】
今回初めての試みとして、断さんに原案を考えて頂いた物語をわたくしが執筆して投稿する、と言う形式にチャレンジしてみましたが、両者ともに満足したので今後もこういう形式でちらほら物語を投稿していくと思いますですw
と言う訳で今回は巷で大流行の「Line」っぽい感じの物語なのですが、実際に使ってみるまで「Twitterと大して変わらんやろー」と思っておりましたが、中々どうして、これはこれで面白いものです。
マスターの語調がだいぶわたくしよりなのはアレンジ加え過ぎによる改悪なので申し訳ぬいとしか言いようが有りませぬが、まぁLineしてる人って大体こんなイメージです。寧ろ友達との普段の会話がこんな感じなのでその延長線上みたいな感じで纏めました(笑)。
更に今回はご褒美として断さんの表紙付きです! ヤッター!┗(^ω^)┛ おら、断さんに表紙を描いて貰うために頑張る!! と言った所で今回は締め括りたいと思います。次回作もお楽しみに~♪

0 件のコメント:

コメントを投稿

好意的なコメント以外は返信しない事が有ります、悪しからずご了承くださいませ~!