2019年1月30日水曜日

【浮世のカルデア事情】第15話「DIE英雄」【FGO二次小説】

■あらすじ
ステラマン、そこで撃つのはやめて。

▼この作品はBlog【逆断の牢】、【ハーメルン】、【Pixiv】の三ヶ所で多重投稿されております。

■キーワード
FGO Fate/Grand Order コメディ ギャグ アーラシュ

Pixiv■https://www.pixiv.net/series.php?id=923944
ハーメルン■https://syosetu.org/novel/146108/
■第15話

第15話「DIE英雄」


「ステラマーン、今日もいっちょ頼むよ~!」

一瞬二コラさんの名前を間違えた? と錯覚してしまった後輩ことマシュことわたしです。先輩の言うステラマンことアーラシュさんは「おう! 任せときな!」と意気揚々と駆け寄って来ました。
「先輩、アーラシュさんを酷使し過ぎですよ」こそこそと耳打ちしますよ流石に。「併もアレですよね、また宝具を撃つ奴ですよね……? アーラシュさんは宝具を撃つと蒸発するんですよ? 戦闘の度に蒸発させては流石に……」
「ステラマンはね、ステラーッ! する事が至上命題だから仕方ないんだよマシュ」ポン、とわたしの頭を撫でる先輩が今は恐ろしくてなりません。「さぁステラマン! また第一ウェーブの敵をステラーッ! で薙ぎ払うんだよぉ!!」やめてあげてください!
「よっしゃ、やるかぁ!」アーラシュさんもノリノリなのが恐ろしいです……
「あ、あの、アーラシュさん。先輩はああ言ってますけど……アーラシュさんは平気なんですか?」こそこそとアーラシュさんに耳打ちマシュです。「毎回霊基が粉砕骨折してる感じだと思うんですが……」
「ん? まぁマスターが戦を終わらせてぇって言ってるんだからな、俺だって吝かじゃーねえさ」はっはっはと快活に笑うアーラシュさんまじ大英雄……「それに俺の宝具を使う事で戦いを早く終わらせられるってんなら、それに越した事はねーわな」先輩に爪の垢を煎じて飲ませたいですね……
「そうそう! ステラマンのお陰で戦闘スムーズだからね! 早く犠牲になって早く!」大英雄の扱いがここまで雑なマスターは古今東西先輩だけな気がします。「今回もねぇ、アレだよ、第一ウェーブはステラマンにしか頼めない奴だからね! あくしろよ!!」先輩がステラーッされてください!!
「それは良いが、マスター。今回の第一ウェーブのエネミー、ランサーのような気がするんだがよ、俺の気のせいか?」
アーラシュさんが戦略見取り図を指差して尋ねてます。
先輩は真顔でそれを見つめたまま、コックリ頷きました。
「ダイジョウブ、アーラシュナラタオセル」ぎこちなさ半端ない先輩の声です。
「先輩!? 戦術の見直しが必要だと思いますが!?」思わず声を荒らげてしまうマシュことわたしです!!「アーラシュさんが犠牲になるだけの未来しか見えません!!」
「いや……こりゃアレだな、アーチャーが苦手とするランサーですら、俺であれば事足りると……俺に懸けてくれてるって事だろ? なぁマスター!」アーラシュさんの瞳がキラキラし過ぎててわたしは卒倒しそうです。
「ソソソソソウダヨ~! アーラシュナラゼッタイダイジョウブダヨ~!」目が背泳ぎ、クロール、犬掻きまで何でもござれな先輩です!
「うっしゃ、任せときな! 俺が一発かましてやるぜ!」ニカッと笑うアーラシュさんがイケメン過ぎてわたしはしんどいです。「ステラーッ!」ここで撃つんですか!?
――――カルデアに落ちた流星により、人理は焼却されました。
「お前は……間違っちゃあいない……」
「何もかも間違いだらけですよアーラシュさん!」

【後書】
勢いだけで綴った感溢れ過ぎのステラーッ! でした(笑)。
いやーほんと便利便利の便利太郎ですよねアーラシュさん。絶対エンジョイ勢を超越したマスターは人権鯖レヴェルの酷使を彼に強要してる絶対(ぐるぐる目)。
私もご多聞に漏れず酷使し過ぎて先日絆がカンストしちゃったので夢火注いだマスター勢です。まだまだ酷使の旅は終わらんぞステラーッ!

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