2019年1月29日火曜日

【浮世のカルデア事情】第14話「語り部さん語り」【FGO二次小説】

■あらすじ
マシュ「何を物語ったらこんな事に…(ふるえ)」

▼この作品はBlog【逆断の牢】、【ハーメルン】、【Pixiv】の三ヶ所で多重投稿されております。

■キーワード
FGO Fate/Grand Order コメディ ギャグ 不夜城のキャスター

Pixiv■https://www.pixiv.net/series.php?id=923944
ハーメルン■https://syosetu.org/novel/146108/
■第14話

第14話「語り部さん語り」


「語り部さ~ん! 語り部さ~ん!」

 不夜城のキャスターこと、語り部さんの部屋の扉をノックしまくると、語り部さんが怯えた様子で扉を開いてくれた。
「な、何ですか……? 私死にたくありませんが……」
「何でマスターが訪ねてきただけで死を覚悟しちゃうかな~! まぁそれはさておいてだよ」さておいてだよ、のジェスチャーをする私です。「語り部さん、聞いて! 私に夜伽して欲しいの!」
「夜伽……ですか……」語り部さんが青褪めた表情で呟いた。「……死にたくないのですが、その……この体で慰めなければ殺されるのでしたら……仕方……ありませんね……」
「え? あー違う違う。いや寧ろそっちの方が良かったけれど違うの!」語り部さんの豊満な体を……じゃなくて、とジェスチャーする私です。「アレなの! あんまりにもね、私の夢がどうの~とか、妄想力がうんたん~って話が上がっててね! だったらこれはもう、語り部さんに別ベクトルの妄想力を鍛えて貰おうと思って!」
「はぁ……」よく分かってない風の語り部さん。「それで……私は何をしたら……良いのでしょうか……?」
「私が寝る時に、アレだよ、えーと、」語り部さんに耳打ちするよ!「私が、その、えっちぃ妄想をしないように、何かこう、えっちぃ妄想が出来なくなる話を、聞かせて欲しいの!」
 間。
「……よく分かりませんが……分かりました」コックリと語り部さんが頷いた!「精力を失わせる物語をご所望、と言う事ですね……では、今夜にでも」
「うん! お願いね!」グッとサムズアップして私は帰りましたとさ。

◇◆◇◆◇

「……あれ? 語り部さん、どうしたんですかこんな時間に」
 先輩の夜伽をしたさある後輩のマシュことわたしです。今夜は先輩の部屋に不夜城のキャスターさんこと、語り部さんが夜伽しに行くと聞いてソワソワが止まりませんでしたが、深夜二時に小腹が空いてしまい、食堂にて紅閻魔さんに夜食を作って貰っていると、語り部さんが青褪めた様子でお越しに。
「……あの、マシュさん……」狼狽えてる様子で語り部さんが手を伸ばしてきた。「その……マスターが、その……」
「先輩がどうなさったんです……?」まさか腹上死……!?
「……精力を失う話をご所望されたので……物語ったのですが……あまりにも刺激が強過ぎたみたく……」
「刺激が強過ぎたみたく……!?」生唾ゴクリンコです!
「………………動かなくなりました……」
「…………」
 ……その後、先輩を確認しに行きましたが、確かに何かその……発狂した後に精神が虚空に飛んだ廃人みたいな先輩が……動かなくなってました。
 …………人理、どうなるんでしょうか……

【後書】
 それ死んだって言うんじゃないかなマシュ君…(名推理)
 と言う訳で不夜キャスさんのお話でした。アガルタ攻略を終えるとこの子もね~堪らなくなりますよね(何がとは言わない)。
 一昨年の夏イベのニトクリスさんとの絡みも大概好きです(´▽`*) その理由を知るともうダメ、尊い…って奴でした。ワシが王になるからよ…!

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