2019年2月10日日曜日

【ルーキーハンターフロンティア!】■第5話 ここでこやし玉を渡すハンターとか外道だね!!【モンハン二次小説】

■あらすじ
MHFの世界にルーキーさんがやってきた! MHFをPlayするユーザーをコミカルに綴ったギャグコメディです。

▼この作品はBlog【逆断の牢】、【ハーメルン】、【Pixiv】の三ヶ所で多重投稿されております。

■キーワード
モンハン モンスターハンター 二次小説 二次創作 MHF


【ハーメルン】https://syosetu.org/novel/180714/
【Pixiv】https://www.pixiv.net/novel/series/1070947
■第5話

■第5話 ここでこやし玉を渡すハンターとか外道だね!!


 アラタが密林の隅っこでぷるぷる震えている。

「……どうしよう、ルーキーがワシらに怯えて縮こまってるぞい」ムッシムッシと焼いた肉を噛み千切りながら呟くヒヅキ。
「流石にいきなりあのテンションは不味かったねぇ~。うーん、ここはコレさんの出番かなぁ。行けっ、コレさん! 君に決めた!」ぺいっと食べていたこんがり肉を放るフー。
「えぇー私ですか。ここで私ですか」相変わらずうつ伏せのままのコレ。「帰って良いですか?」
「ダメに決まってんだろ」「ダメですねぇ~」
「……」うつ伏せのまま溜め息を吐き出すコレ。「大先輩二人にそこまで言われたら仕方ありません。行きます」
 ももも、とうつ伏せのままアラタに急接近するコレ。
「!? !?!?!?」凄まじい動きで近づいてきたコレに失禁待ったなしのアラタ。
「済みません、驚かせてしまって。でもあの、私もそうですが、あの二人も、アラタさんを怖がらせる意図は無かったんですよほんとですよ」うつ伏せのままのコレ。「そんな隅っこでプルプル震えてないで、一緒にお肉を食べましょう、あの大きな生肉を焼いたこんがり肉を」スッと、うつ伏せのままこんがり肉を差し出す。
「こんがり肉?」
 コレの手がピコリピコリと輝くだけで、何も起こらない。
「あっ、あぁーっ! 何て事だ! アレは恐らくアレだ! アイテムの受け取り方が分かってない奴だぁーっ!」遠くでヒヅキの背景に雷が落ちていた。「分かる! 目の前のハンターがひたすらピコピコしてるんだけど、受け取り方にまごついて焦りまくる奴だぁーっ!! 分かる!!」
「あー、あるよねあるある。やっと受け取り方が分かったぁーって思ったら、“アイテムが一杯です!”って受け取れなくて更に焦る奴よねあれー。大慌てでマイハウスまで戻ろうとしたらもうハンターさん手を引っ込めててめちゃめちゃ切ない想いをするまでが流れ! 分かるぅ~」うんうんとフーの首がもげそうなほど上下している。
「……大丈夫です、慌てずに、私の輝く手に触れてみてください」うつ伏せのまま、優しい声のコレ。
「こ、こう、ですか……?」恐る恐るコレの輝く手に触れようとするアラタ。
「そうです……そして受け取ってください……安心してください、大丈夫です、貴方にならできます……」
「……何だろう、見てるこっちが不安になってくるんじゃけど」ヒヅキが真顔になっている。「アレだよアレ、新興宗教に入信しそうになってるいたいけな若者を看過してる気分だこれ」
「わたしゃアラタきゅんがコレさんとイケない関係にならないかハラハラだよぅ……」ハラハラと顔中汗だくになっているフー。
「う、受け取りました……!」コレの輝く手が消えて、アラタが何かを受け取ったようだ。「これが、こんがり肉……!」
「お食べよ……」うつ伏せのままサムズアップするコレ。「美味しいですよ……」
「は、はい! モグモグ……美味しいです!」パァーッと顔を華やがせるアラタ。
「何だこれ……神々し過ぎてワシそろそろ昇天しそう……」天に召されかけているヒヅキ。
「ヒヅキちゃん、ケガレ過ぎだよぅ……わたしはアラタきゅんがちゃんとご飯を食べれてホッとしてるよ……」ほぅーっと胸を撫で下ろしているフー。
「美味しかったですけれど、もしかしてこのゲームって、大きな生肉を退治して、お肉を食べて満腹~、って遊ぶゲームなんですか??」
 ドキドキした様子で三人を見つめるアラタに、三人は再び顔を見合わせ(コレはうつ伏せのままだが)、残忍な表情を覗かせた。
「いやぁ、アレだよ。もっと、こう、戦いが有るよ戦いが。そう、生肉的なモノを得るための、戦いがね……」ニチャァと笑むヒヅキ。
「大丈夫、怖くないからね! お姉ちゃんが付いてるからね! ヒヅキちゃんとコレさんも付いてるからね! 怖くないよ! だから一緒に……頑張ろうね!」ギラギラした笑みを覗かせるフー。
「安心してください、ここにいる三人がいれば、まず……大丈夫ですから。大丈夫です、大丈夫」深……とうつ伏せのまま呟くコレ。
「…………ふえぇ」
 アラタは早速挫けそうな顔になっていた。

【後書】
 携帯機でもある仕様ですけれど、ハンターさんがアイテムを渡そうとする時って、受け取るまで何を渡そうとしてるのか分からないの、あれどうにかして欲しいと思うと同時に、このままで良いと思う事も有る奴でしてw まぁこの辺は後日たぶんもう少し踏み込んで物語にしそうな気がしますが!w
 わたくしもオンラインのモンハンでこの辺を初体感マンですからね、「何でこのハンターさんひたすら合図出してるんだろう??」って思ったりもしましたよ!w 受け取ったら「モンスターのフン」だったりとかでまた笑い転げる奴ですが!ww 素敵なハンターさんなら、初心者ハンターをからかうのも大概にね!www 
 さて、ここまでモリモリ更新してきた「ルーキーハンターフロンティア!」ですが、本日を持ちましてストックが無くなってしまい、来週の更新はちょっと怪しい…いやたぶん無いと思いますが、またふんわり意欲が戻ったら更新致しますゆえ! 今しばらくお待ち頂けたらと思います! と言う訳で、次回更新未定ですが! 次回もお楽しみに~♪

2 件のコメント:

  1. 更新お疲れ様ですvv

    いや、あの、忘れていたわけではないのよ…

    と、まぁ始まりました。(えっ?w)
    いきなりピコンピコンは焦りますよねw
    初心者の頃は受け取るのも渡すのもドキドキですw
    慣れてくると数が持ち込めない強撃ビンの調合素材とかを
    荷物が少ない方にお願いして持ってもらったりしてましたねぇw
    そんな懐かしい気分にしてくれるこの作品が大好きですぞ!

    次回更新ふんわり気長にお待ちしてますよv

    今回も楽しませて頂きましたー
    次回も楽しみにしてますよーvv

    返信削除
    返信
    1. 感想有り難う御座います~!

      おおうw それは失礼致しました…!

      そうなんですよね!w いきなりピコンピコンはね、なんやなんや!? って驚き焦り戸惑いますよね!w
      渡すのもドキドキでしたよね!w 相手を選ぶ時に間違えないかとか、そもそも渡すアイテムを間違えていないかとか、再三確認してる内に時間経ち過ぎてるとか!w
      有りましたね~! 持ち込みの数が制限されてますからね、弓でしたらビンを、ガンナーでしたら調合分で足りない分の弾丸を持ち込んで、現地で手渡したりね! そういう助け合いがね~好きなんですよね…!w
      (*´σー`)エヘヘ!w 懐かしい気分を味わって頂けてわたくしもほっこりですぞ! 有り難う!!(*´▽`*)

      ぜひぜひ! 次回更新、ふんわり気長にお待ちくだされ~!!

      今回もお楽しみ頂けたようでとっても嬉しいです~!
      次回もぜひぜひお楽しみに~♪

      削除

好意的なコメント以外は返信しない事が有ります、悪しからずご了承くださいませ~!