2019年5月24日金曜日

【艦娘といっしょ!】第33話 占守といっしょ!【艦これ二次小説】

■あらすじ
ちょっと頭のおかしい提督と艦娘達の日常生活を切り抜いた短編集です。
※注意※2018/02/09に掲載された文章の再掲です。本文は修正して、新規で後書を追加しております。

▼この作品はBlog【逆断の牢】、【ハーメルン】、【Pixiv】の三ヶ所で多重投稿されております。

■キーワード
艦これ 艦隊これくしょん コメディ ギャグ 占守 鹿島 電


【ハーメルン】https://syosetu.org/novel/68881/
【Pixiv】https://www.pixiv.net/series.php?id=627932
■第33話

第33話 占守といっしょ!


「占守型海防艦一番艦、占守っす!」

 執務室に入って来た占守が敬礼をしたのを見て、提督も穏やかな表情で敬礼を返した。
「ようこそ我が鎮守府へ、占守ちゃん。今日は私がこの鎮守府を案内するよ」
「宜しくお願いするっす!」畏まった様子で敬礼を整える占守。
「そんなに畏まらなくても大丈夫だよ~、この鎮守府、色々ユルユルだからね~」ヘロヘロと応じる司令。「たぶん占守ちゃんもすぐ馴染むよ~」
「そうなんすか?」きょとんと応じる占守。「じゃあ……しむしゅしゅしゅ~♪」
「おっ、楽しそうなワードだな!」執務室を出ながら指を鳴らす司令。「じゃあ私は……おりややや~♪ だな!」
「指令、おりやって名前なんすね! 覚えとくっす!」
「そうだよぉ~、よし、その不思議なワードでどんどん艦娘を紹介していこう!」
「了解っす! 楽しみっす!」

◇◆◇◆◇

「あら? 提督さん、その子は?」
「あっ、鹿島ちゃん」
 占守を連れ立って鎮守府を案内していた提督の前に、ポットを運んでいた鹿島が現れた。
「この子は今日から配属された海防艦の占守ちゃんだよぉ。占守ちゃん、あのお姉さんが練習巡洋艦の鹿島ちゃんね」
「宜しくっす!」握手を求める占守。
「はい、宜しくお願いしますね♪ うふふ」嬉しそうに握手を返す鹿島。
「この子面白いワードを使うんだよ。言ってご覧よ占守ちゃん!」
「今っすか? では……しむしゅしゅしゅ~♪」
「おりややや~♪」
「あら、では私は……かしままま~♪ ですね!」
「鹿島ママ! ママーッ!」突然鹿島に抱き着く提督。
「指令!? 何してんすか!?」突然の抱擁に驚きの声を上げる占守。
「いやぁ~、バブみを感じちゃって」てへぺろする司令。「因みに鹿島ちゃんは本当にママだったりします」
「えっ?」目が点になる占守。「指令のお母さんが、鹿島、さ……ん?」
「いやいや、私の奥さん」
「し、司令のお嫁さんだったんすか! 改めて宜しくお願いするっす!」慌てて頭を下げる占守。
「えーと、提督さん、それだと……」困った風に呟く鹿島。
「よし、次行こう次~」鹿島を無視して颯爽と歩き出す提督。
「えっ!? 奥さん放っておいていいんすか!? ってちょっと待って欲しいっすしれぇー!」

◇◆◇◆◇

「司令官? その子が今日から配属された子なのです?」
「あっ、電ちゃん」
 廊下を突き進んでいた司令官と占守の前に、今度はファイルを持った電が現れた。
「紹介するね、この子が今日から配属された海防艦の占守ちゃん。で、こっちが駆逐艦の電ちゃん」
「占守っす! 宜しくっす!」握手を求める占守。
「電なのです。宜しくなのです!」ぎゅっと占守の手を握り返す電。
「占守ちゃん、アレやってよアレ」ツンツンと占守の肩を突く提督。
「了解っす! では……しむしゅしゅしゅ~♪」
「おりややや~♪」司令官が楽しそうに続けると、「電ちゃんの場合、いなずまま~♪ だね!」と電を指差し、「ママーッ!」電に抱き着いた。
「指令はどうしちゃったんすか!? 誰にでも抱き着くんすか!?」目を白黒させてる占守。
「いやぁ、ついバブみが爆発しちゃってね」電の頭を撫でながら離れる提督。「因みに電ちゃんは私のママです」
「!?!?!」言葉を失ってる占守。
「司令官……占守ちゃんが完全に混乱してるのです。説明が雑過ぎるのです」やれやれと溜め息を零す電。
「でも電ちゃんは私の嫁だよね?」きょとんと小首を傾げる提督。
「それは……まぁ……そうなのですけど……」言い難そうに口ごもる電。
「でしょう~? 後は阿武隈ママと、ローマママも紹介しなくちゃね~」
「……」
 占守は思わずにいられなかった。この鎮守府、大丈夫なのかな、と。

【後書】
 いやー、いつかこれネタにしたいと思ってた奴です(笑)。占守ちゃんはね~海防艦の中で一番好きです…しむしゅしゅしゅ~♪ が可愛いのもそうですが、これ怒った時も使うんですよね。それがまたカワ(・∀・)イイ!!
 あと今更ですがアレです、「~っす!」って語尾の女の子が好きなんです…性癖なんです…ただこの子の場合、本当に「~っす!」って言ってるのか不安になる事が有るんですよね…w 実は「~っしゅ!」って言ってるんじゃないかと…w そっちも好きですけどね…!(えっ)
 と言う訳で檻夜提督にはたくさんのママがいると言うお話でした。ママーッ!

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