2019年5月31日金曜日

【艦娘といっしょ!】第34話 Warspiteといっしょ!【艦これ二次小説】

■あらすじ
ちょっと頭のおかしい提督と艦娘達の日常生活を切り抜いた短編集です。
※注意※2018/03/02に掲載された文章の再掲です。本文は修正して、新規で後書を追加しております。

▼この作品はBlog【逆断の牢】、【ハーメルン】、【Pixiv】の三ヶ所で多重投稿されております。

■キーワード
艦これ 艦隊これくしょん コメディ ギャグ ウィースパイト Warspite 電 金剛


【ハーメルン】https://syosetu.org/novel/68881/
【Pixiv】https://www.pixiv.net/series.php?id=627932
■第34話

第34話 Warspiteといっしょ!


「Admiral、どうしました?」

 ウォースパイトが紅茶をアドミラールの机に置きながら声を掛けた。
 提督はウォースパイトを見つめ、「いやー、何て言うかアレなんですよ」とカップを口に運びながら応じた。
「私ね、英語全然ダメなんだ」
「……! Sorry、私、もっとJapaneseを勉強するわ!」とん、と小さく胸を叩いて微笑むウォースパイト。「見てて、今Admiralを驚かせてあげちゃうんだから!」
「ヤッター! スパ子の日本語期待してるお!」グッとサムズアップを返す提督。

◇◆◇◆◇

 それから数日が経過した。
「Admiral! 聞いて! 私Japaneseとっても勉強したのよ!」
 ババーンッ、と執務室の扉を開いて登場したウォースパイトに、居合わせた提督、電、金剛が「おおー」と輪唱を奏でた。
「聞かせて聞かせてー!」アドミラールが早速催促し始めた。
「了解!」ビシッと敬礼を返すウォースパイト。「我々は、軍人であり、武士である」
「……?」三人の表情が即座に固まった。
「敵の潜水艦を発見! 敵の潜水艦を発見!! 敵の潜水艦を発見!!! ダメだ! ダメだ!! ダメだ!!!」ウォースパイトが元気よく大声を張り上げていく。
「……!?」三人の表情に焦燥感が走った。
「こんな所で死ぬんじゃねえ!! 突撃ィーッ!! 死にたくなーい!! 了解、任意に攻撃する。またアメ公一人殺ったぁ!!」元気溌剌に大声を奏でていくウォースパイト。
「待って待って!! 待ってスパ子ちゃん待って!!」全力で止めに掛かる提督。「とんでもない日本語を入荷しましたねあなた!?!?!」
「? どうしたの?」両肩に手を置いて声を荒らげるアドミラールに驚きの表情を返すウォースパイト。「な、何かおかしかったかしら……?」
「し、司令官、ウォースパイトさんも悪気が有っての事じゃないと思うのですよ……」ひそひそと司令官に声を掛ける電。
「彼女なりにVery Very勉強したデスヨー、きっと」ひそひそと提督に耳打ちする金剛。「傷つけたらNonNonデース!」
「そ、そうだな……」こほん、と咳払いする提督。「その日本語はね、日常では使わない台詞なんだよ??」
「Oh、そうだったのですね……Sorry……」しょんぼりと俯くウォースパイト。
「それはね、戦闘時に使う台詞なんだよ!!」どーんと胸を張って告げる提督。
「司令官!?」「提督ゥー!?」「Really!?」三人の艦娘の声が重なった。
「だから戦闘中はモリモリ言うと良い、うんうん」
 勝手に納得して満足してしまう提督を放心状態で見つめていた電と金剛だったが、隣でキラキラ輝くものに気づいて視線を向けると、とても、とっても嬉しそうに輝くイギリス艦がそこにいた。
 その後暫く、海戦が始まる度にウォースパイトの明朗快活な日本兵の怒号が鳴り響く事になるのだが、それはまた別の話……

【後書】
 ニコニコ動画の「日本兵」タグの動画が大好きなわたくしです(´▽`*)※ご挨拶
 てか相変わらず海外艦に不思議な日本語を使わせるの大好きだなワシ!(笑) こういうお話を何回綴るんだ感まで有ります!w
 スパ子もね~ほんとめちゃんこ可愛くてですね…! あの流暢な英語を聞いてるだけで癒されます…癒されます…(反芻)

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