■あらすじ
田中さんがめっちゃもぐもぐされてる。
▼この作品はBlog【逆断の牢】、【カクヨム】の二ヶ所で多重投稿されております。
■キーワード
日常 コメディ ギャグ ほのぼの ライトノベル 現代 男主人公
カクヨム■https://kakuyomu.jp/works/1177354054881797954
■第75話
第75話 しゃぶしゃぶ
田中さん、助けてくれた……いや助けたと言えない状態だよねこれ。俺を突き飛ばして、俺の五倍くらいの大きさのドラゴンにめっちゃしゃぶられてる。もうヤバいくらいしゃぶられてて、涎がもう大変な事になってる。そして生臭い。
「そこのハンター! 大丈夫かい!? 立てるかい!?」田中さん涎で溺れそうになってるのに俺に気を遣ってくれるのシュール通り越して恐怖なんですけお。
「あ、あの、大丈夫です、あの……田中さん、大丈夫です??」
ドラゴンが音を立てて田中さんをしゃぶってる。
「いやー……」ドラゴンにしゃぶられながら腕を組む田中さん。「あんまり大丈夫じゃないね!」でしょーね!!
俺はどうしたらいいのか分からなかったけれど、これは田中さんを助けられるチャンス! と思って片手剣を構えてみたよ!
「おっ、やる気だねそこのハンター!」顔面完全にドラゴンの口の中なのによく見えますね田中さん!「それじゃあ片手剣の動き方を教えてあげよう」しゃぶられながらチュートリアルが始まった……!
ドラゴンがしゅごい勢いで田中さんを涎漬けにしてるけど、一向に食べる気配が無い。もしかして飴と間違われてるのかな??
「まずは右手を振り上げてくれ」田中さんがしゃぶられながら右手を振り上げた。「右手に片手剣を握ったままでだぞ? 誤っても盾は右手に持つなよ? 死ぬから」うせやろ……
「えぇと、右手に片手剣……」左利きだったら即アウトみたいな世界観だ……「振り上げました!」
「そう! それが右手を振り上げるモーションだ! 憶えておくといい」
間
「次に右手を振り下ろす。出来るかな?」俺もしかして幼稚園児と間違われてるのかな???
「えぇと……」「あぁ、間違ってもそれ以上振り上げるなよ? 死ぬから」「えぇ……」何で些細なモーションミスで死が待ってるのこの世界……
「てやっ! 振り下ろしました!」
「そう! それが右手を振り下ろすモーションだ! 憶えておくといい」
「待って待って、俺そんな当たり前のモーションから憶えていかないと話進まない奴ですか???」人間初心者みたいな扱いやめてほしい。「流石に分かりますってそのレヴェルは! もっとこう……武器の使い方みたいな奴をお願いします!」
「な……なん……だと……? もしや君、人間初心者では……ない?」俺を何だと思ってるんだこいつ。「分かった、考えを改めよう。武器の扱い方だったね? ではチュートリアルを1から7889まで飛ばそう」うへぇ、チュートリアルだけで何ヶ月掛けるつもりだったんだ……「ではまずはヒューゴイのフッピクをヘモーイするところから」?????
「えっ、なにて??」謎の単語しか出てこなかったぞ??
「えっ? だからヒューゴイのフッピクをヘモーイするところだよ。人間なら分かるだろ??」
間
「……あの、済みません。俺人間初心者でした済みません」挫けそうだ……
「あっ、そうでしたか。大丈夫、チュートリアルは一年すれば勝手に終わるから!」
「いちね……」
もう何から何まで挫けそうだった。
【後書】
人間舐め転がすドラゴンは神否荘だけ!(笑)
と言う訳で引き続き亞贄君はぴんちなのですが、チュートリアルが始まりました! ヒューゴイのフッピクをヘモーイとはいったい…! 次回、その答が闇の中へ! お楽しみに!ww
更新お疲れ様ですvv
返信削除昨夜はあれとかあれとかアレがあって、しかも眠みでgdgdだったので今ですwスマヌ
かじられちゃうよりひどい仕打ちかもしれぬいw
そんな状態でもチュートリアルしてくれちゃう田中さんマジ天使!
こんなにいい人なのにどうして…
でもおもしろいので大丈夫です!(←バカなの?
ええええ!闇の中なの!!
亞贄くんピンチを脱することができるのかヘモーイvv
今回も楽しませて頂きましたー
次回も楽しみにしてますよーvv
感想有り難う御座います~!
削除昨夜は久方振りにガッツリ色々有りましたからね!w お気になさらずですよう!w
ほんそれwww齧られた方がマシまで有りますよね…!(笑)
田中さんマジ天使!ww本当に天使になりかねない展開ですから!www(笑)
田中さんの人権がモリモリ失われていくう!wwwwww
そう、闇の中へ!ww 詳しくは次回っ!ww
亞贄君のぴんちはどこまで続くのかヒューゴイ!┗(^ω^)┛
今回も楽しんで頂けたようでとっても嬉しいです~!
次回もぜひぜひお楽しみに~♪