2021年6月16日水曜日

【我ら広域指定冒険団ツトミ組!】『ツトミ組二次創作』

※ツトミ組二次創作。公式とは一切関係ありません。
※ツトミちゃんとトガネちゃんがラジオに出てるだけ。会話文のみ。キャラ崩壊注意。

***

『リヴァイア~☆チャンネル~♪』

「いえ~い、みんな見てる~? 今週のこの時間は、たいしてありがたくもないオリヤ提督の近況報告ではなく、広域指定冒険団ツトミ組の宣伝に充ててもらいました~! なので、今日のあなたのお相手は、広域指定冒険団ツトミ組の若頭、ツトミと!」

「この暴れん坊ゴーイングマイウェイ脱線暴走機関車の操縦を任せられたツトミ組の組員、トガネでお送りします」

「今“暴”って2回も言ったね~?」

「言ったけどもうガチで制御不可能だよ!? オリヤ提督の近況報告も大事だから!! スポンサーに『たいしてありがたくもない』とか言っちゃダメだよ!! これリヴァイア中に流れてる放送だからね!? あとラジオだから見れないからね!?」

「細かいこと気にしてちゃ生きていけないぜ、トガネちゃん」

「細かくないし大ごとになったら本当に生きていけないからね!? この番組生放送だから編集もできないの!! もうADさんこの世の終わりみたいな顔してるから!! オリヤ提督も仕事に手がついてないと思うよ!? ハラハラ胃を痛めながら聞いてると思うよ!?」

「では早速、ツトミ組の組員の紹介をしていきま~す」

「本当に我が道を行く……」

「普通に紹介してもつまんないから、組員のみんなには報告書って形でトガネちゃんに伝えたいことを書いてもらいました~!」

「待って聞いてない聞いてない!! なんで台本にないことするの!? ADさんどういうこ……え、ドッキリ……? 正気? 今までのやりとり聞いてました? これ以上放送事故起きても責任取れませんよ……?」

「じゃあ私からいくね~! 『大変だよトガネも~ん!』」

「なに? もう動悸がヤバいよ。夕ご飯バックしてきそう。なにやらかしたのツトミちゃん」

「『事務所の前にね、柄の悪い人たちが屯してたから、「営業妨害で~す」って注意したら逆ギレされちゃって、仕方なく全関節逆方向に折って来ちゃった~☆』そんなお茶目なのが私、ツトミです!」

「本当になにやらかしてんの!? オリヤ提督が頑張って有耶無耶にするのも限度ってもんがあるんだよ!? お茶目の域を超越してるよ!! いや、でも、こうしてリヴァイアの治安を守るのが我が組の仕事です!!」

「フォローが上手い、それがトガネちゃんです」

「私の扱い雑ッ!!!」

「それじゃ次いってみよ~! これはケーズくんからだね! 『この前、姐さんの魔導書って全然飾りっ気がないっていう話をしたっすよね』」

「姐さんというのは私のことです。まぁ、したねえ。これがいいんだよ、シンプルイズベストさっ! って言ったんだよね」

「『魔改造しておいたっすよ!』だって」

「なんで!? シンプルイズベストって言ったじゃん!!!」

「うわ、トガネちゃんの本に目玉ついてる。ガチのやつ」

「なんてことしてくれてんの!? 怖ッ!! ぎょろぎょろ動いてる!! なに!? 解除法は!?」

「時間経過で解けるらしいよ。ケーズくんはちょっといたずらっ子なんだよ~」

「だからちょっとの域じゃないんだって!! 人によってはトラウマレベルだよ!?」

「次はタツくんから! 『先日緊急任務ということで事務所に駆け付けた時なんだが』」

「ああ、急だったのに来てくれてありがとうね! すごく助かったよ!」

「『事務所から遠い地で報告を受けたため途中で馬を借り、その場に靴を置いてきたから取りに行ってくる』だって」

「なんであらゆる乗り物に乗る時に靴を脱いじゃうかなぁ!? 確かにあの時裸足だったね!? 裸足で任務に行ったね!?」

「タツくんは少し天然っ子なんだ~」

「もはや歩く天然記念物だよ……あと靴は見つからないと思うな……」

「次はカナちゃんから! 『トガネちゃ~ん、さっきこの都の治安下げそうなゴロツキどもぴょんぴょんしといたから提督に報告おねが~い』」

「おねが~いじゃないよ!? 提督だって許容できる範囲ってものがあるんだよ!?」

「『って言うと思うから、ぴょんぴょんして差し上げましたって伝えて』」

「言い方の問題ではなく!!!」

「ちなみにぴょんぴょんって言うのはね~」

「そこ言及しなくていいから!!! 番組終了しちゃうから!!!」

「悪い子にはお仕置きだぞ~って意味です」

「あ、案外まともな返答が……。正直最初からそんな感じで話して欲しかったよ……」

「まぁ首が飛んだりするだけだけど」

「違います!!! 安全かつクリーンに排除してるだけです!!!」

「排除て」

「え、ADさんなんとか……ならない? 誤魔化して? ……はい。今のはトークにね、スパイスというか、刺激を入れる的なね、ツトミ組ジョークというやつです。本気にしないでくださいね」

「カナちゃんはアグレッシブな子なんだよね~」

「アグレッシブすぎるわ」

「次はジュンさんから~。『今度ラジオに出るそうだな? では、ラジオらしくトガネではなくリスナーの諸君に私の言葉を聞いてもらおうか』」

「ジュンさん……! 今最高潮にラジオしてますよ……!」

「『夜道には気をつけよ。まぁ仮に悪鬼羅刹が出たところで、この大剣の錆になるだけだがな?』」

「心強いけどもはや脅迫文のそれだよ!? もっと言葉選んで!?」

「良い子は夜にお家から出ちゃダメだよ~ってことだね」

「ツトミ組は悪い子の命の保証はできません……」

「ジュンさんは頼もしいお姉さんです」

「シリアルキラーも真っ青な頼もしさだよ」

「次はルクリちゃんから! 『ツトミさん、トガネさん、ラジオのお仕事お疲れ様です! 深夜に放送すると存じております、お体に障らないようご自愛ください』」

「ありがとうルクリちゃん、もう気が触れそうです」

「『そしてラジオを聞いてくださっているリスナーのみなさん、ありがとうございます。ツトミ組は良い人たちの集まりです。どんなご相談もお伺いしております。後ろめたいことでも大丈夫です。きっと解決してみせますので、どうかご贔屓にお願い致します』だそうです」

「めちゃくちゃ良いこと言ってるのに宗教団体の勧誘にしか聞こえなくなっちゃったよ……。ごめんねえルクリちゃん……。ツトミ組はもう頭のネジが全てぶっ飛んだサイコ集団として認知されてしまったんだよ……」

「事実だから仕方ないね」

「否定して!?」

「ルクリちゃんは素直で良い子なんだよ~。あとでアメちゃんをあげよう」

「近所のおばちゃんみたいだだだだギブギブギブ! ノーモーションで関節技キメないで!!!」

「次はギンカくんから~。『俺は新人なので、あんまり大きなことは言えないんすけど……その、ツトミ組を敵に回しちゃダメっすよ……マジで。味方ならこれほど頼もしい組織はありやせん。ただ、逆の立場になると、本当に地獄を見るので……』だって。そんなに怖いかな? 私たち」

「怖いの一言で片付けられるレベルをとっくに通り過ぎてるよ? 恐怖を示すバロメーター振り切ってるんだよ? 今までの報告書読んでなにも感じなかったの?」

「ギンカくんは謙虚な子なんだよ~」

「怯えてんだよ」

「最後はオメガさんから! 「『ツトミさん、トガネさん、そしてラジオを聞いてくださっているリスナーさん、こんにゃ時間までお疲れ様ですにゃ! きっとトガネさんは疲労のピークに差し掛かっている頃かと思うのですにゃ。だから、明日の朝餉は焼き魚にしようと、先ほど魚屋でホケギョを買ったのですにゃ!』」

「ああありがとうオメガさん~~~~。さすが我が組の癒し系担当……! 気遣いのプロ……!」

「『ただ、ホケギョを買って帰る道すがら、貧困民と思しき子どもの兄弟が、「こんな端金じゃ父ちゃんにホケギョ買ってあげられないな……」「今日、父ちゃんの誕生日なのに、どうしよう……」と悩んでいたのですにゃ。あまりに可哀想だったので、その兄弟にホケギョをプレゼントしてしまったのですにゃ』」

「うんうん、それは良いことだよ、オメガさん。オメガさんが善行を成してくれたことで、私の心は潤っていくよ……」

「『その兄弟がたくさんお礼を言っていたから、許して欲しいのですにゃ。ただ、帰路に着こうとする兄弟が、酔っ払いの海兵にぶつかった時にホケギョを奪われてしまったのですにゃ』」

「ちょちょちょーっと待って!? なにこれ実は内部告発!? あっアレだね、酒は飲んでも飲まれるなってことを言いたかったんだよね!? いやあタメになるなぁ!!」

「『その海兵はこう言ったのですにゃ。「俺ァ今日港の方を巡回してたんだが、その時漁師にデケェホケギョをもらったんだ。こいつは油もたっぷり乗ってて美味いぜ! 父ちゃんといっしょに食いな!」と。そして奪ったホケギョを返しつつ、とても大きにゃホケギョを兄弟に渡していたのですにゃ。すごく良い海兵だったのですにゃ。リヴァイアはこういう小さにゃ幸せが積み重にゃってできた国ですにゃ。その国を支える組の一つがツトミ組ですにゃ。今後もご贔屓にですにゃ』だって。いい話だね、トガネちゃん」

「そうだね一人で空回って邪推した私が醜態晒しただけだったね。私がバカだった話だね」

「それじゃ、トガネちゃんがやけくそになったところで、そろそろお別れの時間だよ~」

「ウッソでしょ!? ツトミ組の紹介って言いつつ何の紹介にもなってなかったよ!?」

「あと30秒でまとめてトガネちゃん!」

「ドーラさんでももっと時間くれるよ!?」(※ラピ○タの「40秒で支度しな!」って言う人)

「ADさんがまいて! って言ってる」

「ツトミ組はいわゆる何でも屋さんです! 気軽に訪ねてみてください! きっとあなたのちからになります! 決して犯罪集団ではありません! 本当です! 信じてください!」

「訴えられた被告人みたいなこと言ってる(笑)。まぁ困ったら立ち寄ってみてね~。今日の特別放送はここまで! お相手は広域指定冒険団ツトミ組若頭のツトミと」

「大事なことを一つも伝えることのできない無力なトガネでした……」

「次回もあったらよろしくね~!」

「ないよ! 今頃オリヤ提督胃薬飲んでるよ!」

おしまい。

2 件のコメント:

  1. 更新お疲れさまですvv

    いやぁー、断さん久しぶりの更新がツトミ組の二次創作とは…良い世の中になったものです。

    そしてたっぷり堪能させていただきましたw
    あのクセの強いメンバーたちを見事に紹介されていて関心しきり!
    これではオリヤ提督も胃薬を飲まざるを得ませんねw
    こんな素敵な二次創作読んじゃったら、みんな本編読みたくなっちゃうぞ!
    そろそろ新s(なんでもなありません

    ツトミ組のみんなに再び合うことができてホクホクです!ありがとうございました!!

    次回も楽しみにしてますね!

    でも、どうして靴ぬいじゃうんだろう?

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    1. 断さんからのコメント返信です

      こんばんはー!
      労いのお言葉、ありがとうございます!

      こちらこそ、とみちゃんからの嬉しいコメントを待たずに読めるなんて、良い世の中になったものだと思います…w
      そして二次創作堪能していただけて良かったですー!
      やりたい放題やらかしたので、こう、「もやっ」とさせてしまったらどうしよう…と不安だったのですが、とみちゃんに太鼓判を押していただけて安堵しております~! 私の分の胃薬はオリヤ提督に譲ります…w
      本編のオリヤ提督の(胃痛の行方と)明日はどっちだ!? と思ったので、本編を楽しみに待ちましょう~!

      私も、とみちゃんの嬉しいコメントを拝読できて、ホックホクです! ありがとうございました!
      次回も何卒、よろしくお願い致します!

      靴を脱ぐのは…礼儀だと…思い込んでいる可能性が…ありますね…!(真顔)

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