2022年3月18日金曜日

【スマブラ二次小説】アイクの謝罪会見

■タイトル
アイクの謝罪会見

■あらすじ
「アイクが謝罪会見をするそうだ」

▼この作品はBlog【逆断の牢】、【pixiv】で多重投稿されております。
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(この物語は収録されておりませぬ、悪しからずご了承ください。)

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【アイクの謝罪会見】は追記からどうぞ。
【アイクの謝罪会見】


「アイクが謝罪会見をするそうだ」

 どこかにあるどこかで、メタナイトがマルスの周りをフヨフヨ飛び回りながら告げた。
 マルスは驚いた顔をしてメタナイトを追って視線を右へ左へしている。
「謝罪会見? そりゃアイクは謝る事が有り過ぎて山の如しかも知れないけど……」
「今回の謝罪会見で全ての罪を洗い流してスッキリしたいそうだ」メタナイトがフヨフヨしている。
「謝罪会見に対して凄まじい解釈違いが起きているんだけれど……」マルスの顔があっと言う間に真顔になった。「まぁ謝らないよりマシだけど……何に就いて謝るつもりなの……?」
「まずはマルスの服を勝手に食べてしまった事らしい」
 マルスの顔が虚無になった。
「次にマルスの朝ご飯を半分食べてしまった事らしい」
「待って! 僕個人に対して謝って欲しいんだけど!? 謝罪会見を開く前に僕の前に着て! 話はそれからだ!」
「まぁ待てマルス。謝る事は他にも有るのだ」メタナイトはフヨフヨしている。
「いや有ったとしてもまず僕に直接謝って欲しいんだけど……」モダモダが加速しているマルス。
「マルスの枕を勝手に涎でベシャベシャにした事を」「僕ぅ~! だから僕に直接謝って~! ショック過ぎてヤバいよ! 僕の私物に対して遠慮って言葉を知らないのかな~!?」マルスが地団太を踏み始めた。
 メタナイトはフヨフヨしている。
「あとマルスのマントを」「アイクはどこ!? 僕への罪状多過ぎ問題だから今から正座させてくるから教えて!?」最早抜刀も止む無しのマルス。
 メタナイトはスマフォーンを取り出して見せてきた。
「今から謝罪会見をやるそうだから、観るか?」
「いやもう直接殴り飛ばしたから会場の場所を教えてくれる……?」
「会見が始まったぞ」「僕の話もしかして聞こえてない??」
 スマフォーンの中でアイクがバシャバシャとライトを浴びせかけられている。
「えー、お集まりいただ……いただ……いただきます」突然割り箸を割って、テーブルの前に置いてある弁当を食べ始めるアイク。「美味い! もぐもぐ、美味い!」
「謝罪……会見……?」マルスの困惑ゲージがフルスロットルになっていた。「えっ、お弁当を食べる事が……謝罪……?」理解不能ゲージが最早満タンだった。
「もぐもぐ……ご馳走様でした」割り箸を置いて頭を下げるアイク。「えー、と言う訳で、俺はアイクだ。宜しくな」グッとサムズアップしている。
「???」マルスの思考が死んだ。「自己紹介……? なの……? 弁当を……? 食べる……?」最早言語中枢がやられていた。
「今回俺は、謝らないといけない事が有る気がして、何かその、謝りたいなって、思わなくも無い感じな奴だ」キリッとした表情のアイク。
「ふわふわ~」マルスの意識がふわふわになっていく。「謝罪ふわふわ~」顔がとろけていく。
「そう! 俺はここに! 全ての罪は、タヴーにあると! 宣言する!」
 バシャバシャバシャーッとライトが焚かれ、アイクがポーズを決めまくっている。
 マルスは虚無の顔でその様子を眺めていた。
「うん、まぁ、そうだよね」
 その後タヴーはそんな感じでアレにされて、マルスはアイクをボコボコに殴り飛ばしたそうな。
 めでたし!

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